食物アレルギー
~当院で力を注いでいる領域です~
【診断】
問診、食事日誌、血液検査、皮膚の検査(プリックテスト、プリックプリックテスト)、食物経口負荷テストを行っています。食物アレルギーの診断は血液や皮膚の検査だけではできず、問診、食物経口負荷テストが重要とされています。
【食物経口負荷テスト】2019年は100件/年近く行いましたが2020年以後はコロナの影響もあり少し減少しています。2~3か月に1回、外来で負荷テストを繰り返し、家庭で食べてゆく食品の負荷量を安全に増量してゆく場合もあります。
食物経口負荷試験にはオープン法とブラインド法があり、ブラインド法とは負荷テストを受ける方が、食品の中にアレルゲンが入っているかわからない状態で食べてもらい、極力心理面の影響を避ける方法です。見た目も味も同じような負荷食品入り(A)と入っていないもの(B)を二つ準備し、何回かに分けて(A)か(B)を食べてもらいます。(B)を食べただけでも、「喉が苦しい、イガイガする」と訴えられることがあります。
食べたら症状がでるという恐怖感、心配な気持ちの影響は、想像以上に強い事があるので、ブラインド法が結構役立っています。
★食物経口負荷テストは水曜日以外の平日の午前中に予約で行っています
★夏休みなど、長期休みの予約は早く埋まりやすいので、早めにご予約ください。
★重症の場合、川崎医科大学や倉敷中央病院、国立岡山医療センターなどの病院にご紹介する場合があります。