肥満・肥満症
夜尿症
夜尿症のお子さんは抗利尿ホルモン(脳から出て尿量を減らす)の夜間の働きや膀胱の成長が、年齢に比しゆっくり(オクテ)です。したがって年齢が高くなると、自然に良くなることが多いです。しかし、あまりゆっくりだと、学校の泊りの行事が心配だったり、自尊心に影響したり、例は少ないですが病気が隠れていることもまれにはあるので、小学生になっても毎日のように夜尿があり改善傾向がない場合は一度受診されたらよいと思います。
【治療開始前にすることは?】
・生活習慣のチェック
・夜尿症のタイプを推定・・・夜間の尿量測定や朝一番の尿の検査、がまん尿量の測定など
・原因検索・・エコー検査など特別な原因がないかのチェック。
【治療は?】・・・以下を組み合わせて
・抗利尿ホルモンの内服、時に漢方薬内服
(例外的に)膀胱型に対する抗コリン薬の内服
・アラーム療法 抗利尿ホルモン無効でアラーム療法著効例時々あり
・できる範囲で尿をがまんするトレーニングが有効なことも。
・生活習慣の見直しの提案や場合によれば心理面へのアプローチも。
【夜尿症で初めて受診の場合】
・「夜尿問診表」(初診の方は「小児科初診問診表」も)はHPよりダウンロード可能です。
【絵本もあるよ!】 福音館書店 「おねしょの名人」山田 真 & 柳生 弦一郎作
1996年 「福音館のかがくのほん」より ・・・絶版? 貸出しOK。
発達検査について
非常勤の臨床心理士により、新版K式発達検査とWISC-Ⅳ検査を少人数ですが、かかりつけの方を中心におこなっています。検査対象はだいたい3才前から15才までです。療育手帳取得に必要な田中・ビネー検査や学習障害に特化した検査はやっておりません。
なお、初めの受診時には小児科医の診察のみで検査はできませんのでご了承ください。
当院で発達検査を行うのは下記①~③の方の中で医師が検査を必要と判断した人となります。
① 当院かかりつけの方
➁ 所属先の校医や園医を上田がしている方
(清音小学校 ・きよね認定こども園 ・みどり保育園在籍の方)
➂ 当院で7年以内に検査歴がある方(ただし、他院へ紹介した方は除く)